敬老園日記
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2016.02.11

雪像作り

毎年恒例となっている雪像作りです。
今年は例年雪像作りをお手伝いして下さる入居者様を中心に雪だるまを制作しました。
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入居者様は雪像の土台となる雪山から、手際よく形を作っております。
雪だるまの表情もお手の物です。
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なんと、作業開始から約1時間半で完成致しました。
完成後は作業に参加された入居者様で記念撮影です。
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その後はサークルルームにて皆様で紅茶を御用意し、作業の労を労いながら、ゆっくりとした時間を楽しみました。

17:19 | せせらぎ

2013.01.01

せせらぎ 季刊紙 2013年 冬号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 冬号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。


≪  川 柳  ≫

ふれあいを 笑顔で交わす 酒の宴
 (ふれあいを えがおでかわす さけのえん)


さわやかで 迷いない日に 希望あり
 (さわやかで まよいないひに きぼうあり)

敬老園札幌 女性入居者 T様 作



気が荒れて 深炒り珈琲 苦く飲む
 (きがあれて ふかいりコーヒー にがくのむ)

敬老園札幌 男性入居者 M様 作



≪  俳 句  ≫

雪降る夜 昔噺で 更ける炉辺
 (ゆきふるよ むかしばなしで ふけるろべ)


何想う 師走の空は 鉛色
 (なにおもう しはすのそらは なまりいろ)

敬老園札幌 男性入居者 O様 作



冬仕事 何はなくても 春を待ち
 (ふゆしごと なにはなくても はるをまち)

敬老園札幌 男性入居者 S様 作



暮れ堕ちて 鬼灯の朱 点しけり
 (くれおちて ほおずきのあか ともしけり)

敬老園札幌 男性入居者 M様 作



≪  短 歌  ≫

爺と婆 呼んで呼ばれて 年を越す 鉢花咲かせ 遠き春を待つ
 (じじとばば よんでよばれて としをこす
         はちばなさかせ とおきはるをまつ)

神々が 薄眼を閉じて 寝たふりし 賽銭音に 瞬く初詣
 (かみがみが うすめをとじて ねたふりし
         さいせんおんに まばたくはつもうで)

敬老園札幌 男性入居者 U様 作



≪ 散 文 詩 ≫

尾灯薄赤く 泣きはらして 遠ざかる
           悲しさこもごもに 冬出稼ぎの 夜汽車発つ

 (びとううすあかく なきはらして とおざかる
           かなしさこもごもに ふゆでかせぎの よぎしゃはつ)


鮮烈な血となして 我が胸郭に注ぎたし
           炎の如く 真赤にもえる サルビヤの花

 (せんれつなちとなして わがきょうかくにそそぎたし
           ほのおのごとく まっかにもえる サルビヤのはな)

敬老園札幌 男性入居者 M様 作




    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎


 次回の季刊紙は、4月を予定しています
14:21 | せせらぎ

2012.10.01

せせらぎ 季刊紙 2012年 秋号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 春号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。


≪  俳 句 ・ 川 柳  ≫ 

拗ねた貌 あげて嫗は 水を捲く
 (すねたかお あげておんなは みずをまく)


辛抱に 生きて夏痩せ 憮然たり
 (しんぼうに いきてなつやせ ぶぜんたり)

敬老園札幌 男性入居者 M様 作



生きていた 青葉枯れ葉も 木の葉っぱ
 (いきていた あおばかれはも きのはっぱ)


何やかで 百を超すのよ 皆でね
 (なんやかで ひゃくをこすのよ みんなでね)

敬老園札幌 男性入居者 S様 作



銀漢に 守られ眠る 大八州
 (ぎんかんに まもられねむる おおやしま)


亡妻を 想う秋の夜 風しみる
 (ぼうさいを おもうあきのよ かぜしみる)

敬老園札幌 男性入居者 O様 作



≪  短 歌  ≫

芒揺れ 日を追うて咲く 木槿かな 葉影のバッタ 飛ぶ小さな秋
 (すすきゆれ ひをおうてさく むくげかな はかげのバッタ とぶちいさなあき)


新幹線 百歳生きても 待ちきれず 浄土黄泉路で 千の風にのる
 (しんかんせん ひゃくさいいきても まちきれず じょうどよみじで せんのかぜにのる)

敬老園札幌 男性入居者 U様 作



汽車を待つ 古臭き町の 駅待合 ざわめきて 愚痴やかましき 老い溜り
 (きしゃをまつ ふるくさきまちの えきまちあい ざわめきて ぐちやかましき おいだまり)

敬老園札幌 男性入居者 M様 作





    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎ 


  次回の季刊紙は、1月を予定しています
10:36 | せせらぎ

2012.07.01

せせらぎ 季刊紙 2012年 夏号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 夏号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。


≪  俳 句 ・ 川 柳  ≫ 

花ひらいて つき虫喜び 花さわぐ
 (はなひらいて つきむしよろこび はなさわぐ)

敬老園札幌 女性入居者 T様 作


敬老園 皆それぞれ 100才を
 (けいろうえん みなそれぞれ ひゃくさいを)


敬老園 気樂に手を 取りあって
 (けいろうえん きらくにてを とりあって)

敬老園札幌 男性入居者 S様 作



若葉風 公園親子の 絆見ゆ
 (わかばかぜ こうえんおやこの きずなみゆ)


風を得て 風鈴一入 音高く
(かぜをえて ふうりんひとしお おとたかく)

敬老園札幌 男性入居者 O様 作



絶妙に 夜を威して 闇の濃き
 (ぜつみょうに よるをおどして やみのこき)


飢え少し ありて真昼の 蕎麦を喰う
 (うえすこし ありてまひるの そばをくう)

敬老園札幌 男性入居者 M様 作



≪  短 歌  ≫

夏を呼ぶ 重ねの色目 ソーラン舞う 鳴子演舞が 道都に情熱
 (なつをよぶ かさねのしきめ ソーランまう なるこえんぶが どうとにじょうねつ)


日が速いね おきまり声で ホームの朝 おはよう挨拶 お日様とカラス
 (ひがはやいね おきまりごえで ホームのあさ おはようあいさつ おひさまとカラス)

敬老園札幌 男性入居者 U様 作



濃く蒼き なだれてよせる 夏の海 過去へと急ぎ 悲しみをみて鳴る
 (こくあおき なだれてよせる なつのうみ かこへといそぎ かなしみをみてなる)

敬老園札幌 男性入居者 M様 作





    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎ 


  次回の季刊紙は、10月を予定しています
11:11 | せせらぎ

2012.04.01

せせらぎ 季刊紙 2012年 春号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 春号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。


≪  俳 句 ・ 川 柳  ≫ 

またちらり 雪の心根 見なおして
 (またちらり ゆきのこころね みなおして)


二ン月の 空に捧げん 春待つ心
 (にんがつの そらにささげん はるまつこころ)


立春の 空の広さに 生きる日日
 (りっしゅんの そらのひろさに いきるひび)

敬老園札幌 男性入居者 O様 作



ひな祭り 幼きおもい 楽しみて
 (ひなまつり おさなきおもい たのしみて)


ゆず湯にて 聞こえて来るは フルートの音
 (ゆずゆにて きこえてくるは フルートのね)

敬老園札幌 女性入居者 T様 作



ひたむきに 生きて蜜柑の 皮を剥く
 (ひたむきに いきてみかんの かわをむく)


鰊来て 老いの独りも 春を喰う
 (にしんきて おいのひとりも はるをくう)

敬老園札幌 男性入居者 M様 作



八十五歳 短い余生を 大切に
 (はちじゅうごさい みじかいよせいを たいせつに)

敬老園札幌 男性入居者 S様 作



≪  短 歌  ≫

六十娘の 云うことに まだテテナシ子に しないでね
 (ろくじゅうむすめの いうことに まだててなしごに しないでね)


薄白き 彩膨らみ拡がりて朝あける 半睡に揺れ よろめきて 珈琲沸かす
 (うすしろき いろふくらみひろがりてあさあける
          はんすいにゆれ よろめきて こーひーわかす)

敬老園札幌 男性入居者 U様 作



≪   詩   ≫

六十娘の 云うことに まだテテナシ子に しないでね
 (ろくじゅうむすめの いうことに まだててなしごに しないでね)

敬老園札幌 男性入居者 S様 作



薄白き 彩膨らみ拡がりて朝あける 半睡に揺れ よろめきて 珈琲沸かす
 (うすしろき いろふくらみひろがりてあさあける
          はんすいにゆれ よろめきて こーひーわかす)

敬老園札幌 男性入居者 M様 作




    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎ 


  次回の季刊紙は、7月を予定しています
10:59 | せせらぎ

2012.01.02

せせらぎ 季刊紙 2012年 冬号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 冬号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。


≪  川 柳  ≫

手酌伸び 薬缶燗酒 法螺話
 (てしゃくのび やかんかんざけ ほらばなし)


口開けて 餌待つ簞笥の 福袋
 (くちあけて えさまつたんすの ふくぶくろ)


                  敬老園札幌 男性入居者 U様 作
 
 
≪  俳 句  ≫ 

落葉散る 絆を切られ 一葉づつ
 (おちばちる きずなをきられ ひとはづつ)


故郷は もう雪とゆう 便りあり
 (ふるさとは もうゆきとゆう たよりあり)

                  敬老園札幌 男性入居者 O様 作


ひかる海 心引かれて 去りがたし
 (ひかるうみ こころひかれて さりがたし)


綿虫に 纏いつかれて 雪近し
 (わたむしに まといつかれて ゆきちかし)

                  敬老園札幌 女性入居者 T様 作


来る春を 心待ちする 年の暮れ
 (くるはるを こころまちする としのくれ)


待ちわびて 暦めくる 師走かな
 (まちわびて こよみめくる しわすかな)

                  敬老園札幌 男性入居者 S様 作


あとわずか 生きる慾あり 雪を搔く
 (あとわずか いきるよくあり ゆきをかく)

                  敬老園札幌 男性入居者 M様 作


≪  短 歌  ≫

汽車降りて 小さき町の 丘に佇ち 亡き妻の名 細々と呼ぶ
 (きしゃおりて ちいさきまちの おかにたち なきつまのな ほそぼそとよぶ)

                  敬老園札幌 男性入居者 M様 作



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11:14 | せせらぎ

2011.10.20

せせらぎ 季刊紙 2011年 秋号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 秋号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。

≪  川 柳  ≫ 

秋祭り 露店と小銭 鬩ぎ合い
  (あきまつり ろてんとこぜに せめぎあい)


顎を上げ 口にも入れる 月見かな
 (あごをあげ くちにもいれる つきみかな)


どっこい≠フ あとにしょ≠ェ付く 介護の手
 (どっこい≠フ あとにしょ≠ェつく かいごのて)


衣替え マネキンにやり 飛び付きそう
 (ころもがえ マネキンにやり とびつきそう)


秋を食う 秋刀魚一匹 園の膳
 (あきをくう さんまいっぴき えんのぜん)

                    敬老園札幌 男性入居者様 作


≪  俳 句  ≫

思い出の ニセコの山に 虹ふたつ
 (おもいでの ニセコのやまに にじふたつ)


七夕に 叶わぬ願い 書いて待つ
 (たなばたに かなわぬねがい かいてまつ)


あじさいの 咲き誇れたる 園のには
 (あじさいの さきほこれたる えんのにわ)


せせらぎに 促がされての 流れぼし
 (せせらぎに うながされての ながれぼし)


盆詣り 懐かし友と 涙する
 (ぼんまいり なつかしともと なみだする)


                    敬老園札幌 女性入居者様 作


晝寝にも 親子の絆 風そよと
 (ひるねにも おやこのきずな かぜそよと)


千の風 笑って通る 墓洗う
 (せんのかぜ わらってとおる はかあらう)


芒野や 平和を祈り 首たれ
 (すすきのや へいわをいのり こうべたれ)


悠々と 秋風の中 老いを知り
 (ゆうゆうと あきかぜのなか おいをしり)


                    敬老園札幌 男性入居者様 作



    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎ 

次回の季刊紙は、1月を予定しています。

09:08 | せせらぎ

2011.07.02

せせらぎ 季刊紙 2011年 夏号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 夏号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。
 
 
≪  川 柳  ≫ 

鳴声の 奏でるリズムに 歩を合わせ
 (めいせいの かなでるリズムに ほをあわせ)


(藻岩山登山にて詠む)
撫で仏 存問なごむ 五七五
 (なでぼとけ ぞんもんなごむ 五七五)
 ※在門 : 登山道などで、お互いに挨拶をかわすこと


(東日本大震災に寄せて)
鎮魂の 津軽三味線 救音符
 (ちんこんの つがるしゃみせん きゅうおんぷ)


(野外焼肉パーティー)
角鍋が 笑顔の箸で 丸鍋に
 (かくなべが えがおのはしで まるなべに)


(北大生のヨサコイ踊り)
赤褌が 笑顔を咲かし 舞うソーラン
 (あかふんが えがおをさかし まうソーラン)


(全道春季高校野球大会)
球音に 児の声透る 青葉騒
 (きゅうおんに このこえとおる あおばさい)
 ※青葉騒 : 樹木のたくましい繁茂の情景
       円山球場の囲りは鬱蒼とした木の葉が茂っている
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
≪  俳 句  ≫

囀りが 絆を深む 森明り
 (さえずりが きずなをふかむ もりあかり)


郭公の 声に急かされ 畑にたつ
 (かっこうの こえにせかされ はたにたつ)


武者想う 若葉繁りし 古城跡
 (むしゃおもう わかばしげりし こじょうあと)


萬緑や 地球の息吹き 身に受けし
 (ばんりょくや ちきゅうのいぶき みにうけし)


乙女等の 白き項や 夏立ちぬ
 (おとめらの しろきうなじや なつたちぬ)


地震に耐え 明日の希望に 夏の雲
 (なえにたえ あすのきぼうに なつのくも)


初恋の 香り懐かし リラの街
 (はつこいの かおりなつかし りらのまち)

                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 

    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎ 
 
 
 次回の季刊紙は、10月を予定しています。

10:48 | せせらぎ

2011.04.01

せせらぎ 季刊紙 2011年 春号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 春号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。
 
 
≪  川 柳  ≫ 

静破り しわがれ声の 小商人
 (せいやぶり しわがれごえの こあきんど)
 ※軽トラにスピーカーを付けて、静かな住宅街を売り歩く商人をいう。
  春に見かける情景としては、物干し青竹売り等がある。


席を得て 口紅眉引き 朝のバス
 (せきをえて くちべにまゆびき あさのばす)
 ※朝早いバスに乗車すると、この様な情景をを見る。
  時間がなく、化粧する暇がなく、やむを得ずバスが化粧室になる。


カルテ文字 覗けど読めず 鼻眼鏡
 (かるてもじ のぞけどよめず はなめがね)


有料を 突つく子持ちの ゴミ烏
 (ゆうりょうを つつくこもちの ごみがらす)


寒かろが 猫の都合で 闇に消え
 (さむかろが ねこのつごうで やみにきえ)


他見ずとも メニューを睨む 食帰り
 (ほかみずとも めにゅーをにらむ しょくがえり)
 ※入居者の食事帰りの情景。
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
≪  俳 句  ≫

白樺と 雪の白さを 競いあい
 (しらかばと ゆきのしろさを きそいあい)


初売りで 狸神社も 銭あがる
 (はつうりで たぬきじんじゃも ぜにあがる)


お茶ぽっぽ ひと足早い 春の菓子
 (おちゃぽっぽ ひとあしはやい はるのかし)


悪天気 パラソル欲しい 雪だるま
 (あくてんき ぱらそるほしい ゆきだるま)


まぼろしの 滝現れる 融雪期
 (まぼろしの たきあらわれる ゆうせつき)

                    敬老園札幌 女性入居者様 作
 
 

≪  春季雑詠  ≫

北の国 未だ余寒を 持て余し
 (きたのくに いまだよかんを もてあまし)


天からの 使いを装う しずり雪
 (てんからの つかいをよそおう しずりゆき)


福寿草 春にさきがけ 庭の隅
 (ふくじゅそう はるにさきがけ にわのすみ)


外国の 匂いを乗せて 来し流氷
 (がいこくの においをのせて きしりゅうひょう)


木の芽今 一皮むきし 春浅し
 (このめいま ひとかわむきし はるあさし)


春彼岸 一期一会の 縁かな
 (はるひがん いちごいちえの えにしかな)


如月の 聖なる夜に 星流る
 (きさらぎの せいなるよるに ほしながる)

                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 

 
    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎ 

 
 
 次回の季刊紙は、7月を予定しています

15:10 | せせらぎ

2011.01.02

せせらぎ 季刊紙 2011年 冬号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 冬号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。
 
 
≪  川 柳  ≫ 

暮速し 何もせぬまま やがて過去
 (くれはやし なにもせぬまま やがてかこ)
 ※なんと、はやかった今年(平成22年)の一年。


(平成23年、兎年に因んで)
藪虎の 餌にはならんぞ 兎意氣
 (やぶとらの えさにはならんぞ うさぎいき)
 ※平成23年は兎年。


(宝くじの妙味)
連番か バラかで迷う 貧乏神
 (れんばんか ばらかでまよう びんぼうがみ)
 ※当たってほしい人には当たらず、当たらなくてもよい人に当たる、宝くじの妙味。


(方言で、ユーモア風に)
そだばなに ほら、ずっぱりと けてやればあ
 ※標準語では「それではね、ほらあなたに、沢山あげるからね」
  子供の頃、旧南茅部町(尾札部町)にすんでいました。


除夜の鐘 余韻の枕 年を越す
 (じょやのかね よいんのまくら としをこす)
 ※除夜の音より、一杯飲んで寝た方がよいか


初詣 晴着が結ぶ 恋の絵馬
 (はつもうで はれぎがむすぶ こいのえま)
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
≪  俳 句  ≫ 

地下鉄で 待つ美女たちに ブーツ増え
 (ちかてつで まつびじょたちに ぶーつふえ)


フルートの 音色やさしく そとは雪
 (ふるーとの ねいろやさしく そとはゆき)



エコ効果 鮭まちなかで 産卵す
 (えここうか さけまちなかで さんらんす)



落葉樹 枯葉のごとく とりの群れ
 (らくようじゅ かれはのごとく とりのむれ)



渡りどり 木の実食べごろ 知りてくる
 (わたりどり きのみたべごろ しりてくる)

                    敬老園札幌 女性入居者様 作
 
 

≪  冬季雑詠  ≫

何と云う 静かな朝の 雪を知る
 (なんという しずかなあさの ゆきをしる)


吾が夢は サンタになりて 訪う母子
 (わがゆめは さんたになりて とうははこ)


探索機が 宇宙に消えし 冬の空
 (たんさききが うちゅうにきえし ふゆのそら)



雪女郎 髪梳いている 後影
 (ゆきじょろう かみすいている うしろかげ)



極楽を この身に受けて 去年今年
 (ごくらくを このみにうけて こぞことし)
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎ 
 
 
 次回の季刊紙は、4月を予定しています。

12:23 | せせらぎ

2010.10.01

せせらぎ 季刊紙 2010年 秋号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 秋号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。
 
 
≪  川 柳  ≫
 
走・攻・守 揃って尚かつ 運もある
 (そう・こう・しゅ そろってなおかつ うんもある)
 ※秋の全道高校野球大会(新人戦)が、札幌円山球場で開始される。
 
 
就活で 習った敬語の 使い方
 (しゅうかつで ならったけいごの つかいかた)
 ※就活…就職活動。 先月より、来春卒業の高校生の就職活動が始まっている。
 
 
不平不満 愚痴に便利な お仏壇
 (ふへいふまん ぐちにべんりな おぶつだん)
 
 
よき月夜 上下同音 回文の妙
 (よきつきよ じょうげどうおん かいぶんのみょう)
 ※回文…上から読んでも、下から読んでも、音が同じ言葉をいう。
 
 
ちょい止まれ 空でも見たら 歩く蟻
 (ちょいとまれ そらでもみたら あるくあり)
 ※屋外に出ると、下を向いて、ひたすら歩く蟻の姿を見て詠む。
 
 
馬齢重ね 紆余曲折の 句読点
 (としかさね うよきょくせつの くとうてん)
 ※馬齢…正しくは「ばれい」と読む。 自分の年齢の謙称。
  この句では、川柳に「とし」と読んでいる。 作者自身の人生観を詠む。
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
≪  俳 句  ≫
 
赤とんぼ 秋を連れ出し すいすいと
 (あかとんぼ あきをつれだし すいすいと)
 

盆踊り 太鼓の音に ひかれ行く
 (ぼんおどり たいこのおとに ひかれゆく)
 
 
おぼろ月 金星ながめ 秋更ける
 (おぼろつき きんせいながめ あきふける)
 
 
風鈴の さわやかな音 食すすみ
 (ふうりんの さわやかなおと しょくすすみ)
 
 
トンボ来て 秋の気配の 感じられ
 (とんぼきて あきのけはいの かんじられ)

                    敬老園札幌 女性入居者様 作
 
 
まんまるな 月を仰いで 命知る
 (まんまるな つきをあおいで いのちしる)
 
 
開拓の 昔を偲ぶ バッタ塚
 (かいたくの むかしをしのぶ ばったづか)
 
 
赤トンボ 明日は何処や 旅心
 (あかとんぼ あすはいずこや たびごころ)
 
 
巻雲が 山の瀬登る 秋深し
 (まきぐもが やまのせのぼる あきふかし)
 
 
白樺の 肌の白さや 秋の暮れ
 (しらかばの はだのしろさや あきのくれ)
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
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 次回の季刊紙は、1月を予定しています。

12:44 | せせらぎ

2010.08.02

せせらぎ 季刊紙 夏号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 夏号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。
 
 
≪  川 柳  ≫
 
 (6月上旬の、よさこい踊りに寄せられて)
  夏を呼ぶ 乱舞よさこい 宙を蹴る
   (なつをよぶ らんぶよさこい ちゅうをける)
 
 
  惚け音も 緋木瓜白木瓜 あやかりたい
   (ぼけおんも ひぼけしろぼけ あやかりたい)
 
 
 (発寒川歩道の遠足児を詠む)
  しんがりが 伸びて笛呼ぶ 遠足児
   (しんがりが のびてふえよぶ えんそくじ)
 
 
 (敬老園中庭盆栽を詠む)
  庭盆栽 愛の水吸い 緑映ゆ
   (にわぼんさい あいのみずすい みどりはゆ)
 
 
  遊び飽き 横寝の欠伸 三輪車
   (あそびあき よこねのあくび さんりんしゃ)
   ※住宅街を歩いていた時の情景
 
 
 (自身の私生活を詠む)
  無の境地 間々有りとせば 忘れ事か
   (むのきょうち ままありとせば わすれごとか)
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
≪  俳 句  ≫
 
 葉桜と なりて落ち着く 人も樹も
  (なざくらと なりておちつく ひともきも)
 
 
 真夏日に 鋤簾思いし ハイウエイ
  (まなつびに じょれんおもいし はいうえい)
 
 
 ニッコリと 顔を出したる クロッカス
  (にっこりと かおをだしたる くろっかす)
 
 
 更衣 われはおくれて しばし後
  (ころもがえ われはおくれて しばしあと)
 
 
 鯉幟り 庭の先にて 元気なし
  (こいのぼり にわのさきにて げんきなし)
 
                    敬老園札幌 女性入居者様 作
 
 
 青葉風 介護に託す 車椅子
  (あおばかぜ かいごにたくす くるまいす)
 
 
 風の色 緑になりて 蝶を生む
  (かぜのいろ みどりになりて ちょうをうむ)
 
 
 囀りや 老の夫婦が 夜明け待つ
  (さえずりや おいのふうふが よあけまつ)
 
 
 青嵐し ジャンケンポンの 鬼はどこ
  (あおあらし じゃんけんぽんの おにはどこ)
 
 
 夢を持て 宇宙時代だ 星の夜
  (ゆめをもて うちゅうじだいだ ほしのよる)
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎
 
 
 
 次回の季刊紙は、10月を予定しています。

15:35 | せせらぎ

2010.04.02

せせらぎ 季刊紙 春号

 今回の「せせらぎ」季刊紙 春号でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。
 
 
≪  川 柳  ≫
 
 (子ども手当支給に伴なって)
  ランドセル 笑う子手当 春蕾
   (ランドセル わらうこてあて はるつぼみ)
 
 
 (普天間の基地移設に伴なって)
  紆余曲折 普天間ウインク 宇宙基地
   (うよきょくせつ ふてんまウインク うちゅうきち)
 
 
  葉も付かず 孤独の白さ コブシ笑う
   (はもつかず こどくのしろさ コブシえむ)
 
 
  東風に乗り 海猫裏返す 群来の波
   (こちにのり ごめうらがえす くきのなみ)
   ※海猫 : カモメ
   ※群来の波 : 鰊の群れが押し寄せる様子
 
 
  蛮カラが 都ぞ弥生 楡芽吹く
   (ばんカラが みやこぞやよい にれめぶく)
 
 
  陽の塀に 住所不定の 夢の猫
   (ひのへいに じゅうしょふていの ゆめのねこ)
   *住所不定は人間のみならず。
    心ない飼い主のため、多くのペットが捨てられている現状。
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
≪  俳 句  ≫
 
 太ったと 言われ着ぶくれ きり返す
  (ふとったと いわれきぶくれ きりかえす)
 
 
 硬雪を かけ出して行く ランドセル
  (かたゆきを かけだしていく ランドセル)
 
 
 元気でね 年賀状より 励まされ
  (げんきでね ねんがじょうより はげまされ)
 
 
 雪だるま 汗をかいては 色なおし
  (ゆきだるま あせをかいては いろなおし)
 
 
 雛飾り お久し振りと 見つめ合う
  (ひなかざり おひさしぶりと みつめあう)
 
                    敬老園札幌 女性入居者様 作
 
 
 
    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎
 
 
 
 次回の季刊紙は、7月を予定しています。

10:20 | せせらぎ

2009.12.31

せせらぎ 季刊紙 冬号

 今回の「せせらぎ」季刊紙でも、敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介いたします。

 
≪  川 柳  ≫

  (忘年会に寄せて) 
  まだ飲むべえ 弓手の徳利 美酒に舞う

    (まだのむべえ ゆんでのとくり びしゅにまう)

    ※ 弓手 : 弓を持つ手(左手)
 
 
  (寅年に因んで) 
  極月の 藪寅牙で 年を寄せ

    (ごくげつの やぶとらきばで としをよせ)

    ※ 極月 : 12月の異称


  冬ざれの 柳葉魚の簾 飯寿し箍

    (ふゆざれの ししゃものすだれ いずしたが)

    ※ 冬ざれ : 草木が枯れた冬の野原のさびしい情景
    ※ 箍 : 桶、樽などの周りにはめる、竹や金属製の輪


  (紅白歌合戦に寄せて) 
  歌合戦 今風馴染めぬ ただ騒然

    (うたがっせん いまふうなじめぬ ただそうぜん)


  (雪祭りの雪像に寄せて) 
  創造し 破壊も孕む 雪祭り

    (そうぞうし はかいもはらむ ゆきまつり)



  初詣 願いの多さに 神瞑想

    (はつもうで ねがいのおおさに かみめいそう)



                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
≪  俳 句  ≫
 
 
  文化の日 敬老園も 華やぎて
    (ぶんかのひ けいろうえんも はなやぎて)
  
  催しの 作品楽し 文化の日
    (もよおしの さくひんたのし ぶんかのひ)
 
  菊くくり 花舗の終わりを はなやげり
    (きくくくり かほのおわりを はなやげり)
 
  綿虫の 人恋しさに まといつき
    (わたむしの ひとこいしさに まといつき)
 
  落胡桃 割って中身の 別の顔
    (おちぐるみ わってなかみの べつのかお)



                    敬老園札幌 女性入居者様 作
 
 
 
    ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎
 
 
 
 次回の季刊紙は、4月を予定しています。

16:49 | せせらぎ

2009.10.04

せせらぎ 季刊紙 秋号

 「せせらぎ」とは、敬老園札幌内で毎月作成し、入居者様にお配りしている情報紙です。
  
 主に、その月の行事や連絡事項が掲載されている他に、職員や入居者様によるコラム・川柳・俳句、各季節ごとの注意事項(夏:水分の摂取方法など)、各委員会からの連絡事項、行事の感想などが掲載されています。
 
 
 今回の季節紙では、各季節ごとに敬老園札幌のご入居者様が考えられた川柳 ・ 俳句を紹介していきます。

 
<  川 柳  >
 
   燃えた夏  ひとり心は  秋景色
 
     * 燃えた夏 : 政局の動き、野球(高校、プロ)、災害など
 
 
 (特別国会に臨む、新議員を詠む)
 
   初登庁  棚ぼた若葉  前に座す
 
     * 若葉 : 初心者(自動車の若葉マークなど)
     * 前に座す : 国会では、新議員の座席は前になる
  
   夕焼けを  廻す縄跳び  #声
 
     * # : 音楽の変化記号で、半音高めること

 
 (菊祭りに因んで)

   お局を  抱いて髪梳く  菊師の目
 
   枯れ葉舞う  空き缶転と  犬の脚
 
 
 (養福寺の鴟尾の糞を見て詠む)

   仏の眼  届かぬ威光  鴟尾の糞
 
     * 鴟尾 : 寺院の屋根の両端に付けた、魚の形をした飾り。
             養福寺は、西野にあるお寺。
             糞は、鳥の糞
 
 
                    敬老園札幌 男性入居者様 作
 
 
 
<  俳 句  >
 
 
    クワガタを  つかまえてより  夏盛
  
    とし重ね  日焼け気にしつ  夏帽子
 
    つかの間の  暑さに団扇  さがしおり
 
    朝顔の  大きな花に  ひかれ入る
 
    盆踊り  母の形見の  浴衣帯
 

                    敬老園札幌 女性入居者様 作
 
 
 
      ◎ 無断での転用転記は、ご遠慮下さい ◎
 
 
 
次回の季節紙は、1月を予定しています。

16:45 | せせらぎ
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